第1回 一語一得「無理も無駄もない予算の決め方は?」
駅から近く、環境も陽当りも良く、リビングが広い物件に住みたいのは皆様共通だと思いますが、そういった物件は言うまでもなく高い。そうすると予算的に厳しいから諦めよう。
このジレンマでなかなか先に進まないのが、家探しの難しいところです。
希望条件から家探しを始めると、必然的に予算がどんどん上がってしまうのが不動産。
それでは、そもそも「予算」とは何なのか。それは同じ年収の同僚が購入した物件の価格?それとも今払っている家賃と同額の住宅ローン?
残念ながら答えはどちらもノーです。
予算とは『自分の人生設計を前提に、住まいに対して負担できる数値』です。
ただ、一般の方にその算出が困難である事が、予算の難しいところなのです。
■予算選定の手順
(1)支払いに無理も無駄もない予算を決める。←今ココ
(2)希望条件の整理をする。
(3)予算と希望条件を不動産会社に伝える。
これが、理想的な家探しの順序です。
今回は「(1)支払いに無理も無駄もない予算を決める」についてお話をさせて頂きます。
まず、前述した『自分の人生設計を前提に、住まいに対して負担できる数値』を算出するために、最初すべきことはライフプランニングです。
■ライフプランニングを怠るとどうなる?
などなど、将来的なリスクやストレスになってしまう場合があります。これらを未然に防ぐためにはライフプランニングをしっかりと行い、住まいに対する無理も無駄もない予算を決めることが重要です。
■ライフプランニングってどういうことをするの?
ライフプランの設計については、ファイナンシャルプランナーに相談をするのが理想です。
ファイナンシャルプランナーに、現在の収入と将来の収入予測、お子様の人数・教育方針や習い事、ご主人や奥様が加入している生命保険・お小遣い・継続したい趣味、家族での旅行や外食の頻度、老後の貯蓄の目標から、細かく言えばタバコを吸うのか吸わないのかというところまで、ご自身の人生設計を語ってもらいます。
ファイナンシャルプランナーは、それらすべてを叶えた場合に、住宅ローンで月々いくらまでなら支払えるかという数値を算出をします。
また、プランニングの結果、どこかに無駄がないかどうかも分析させて頂きます。
例えば、住宅ローンを組む場合には必然的に団体信用生命保険に加入する事になりますが、これはイコール数千万円の生命保険に加入したに等しいことになります。そうすると、現在加入している保険を見直さないと保険の掛けすぎという状態になるので、その保険を見直すことで、月々の支出を抑える事もできるのです。
この様にライフプランニングをした結果、月々の支払いに無理が生じるようであれば、予算を下げざるをえず、逆に余るようであれば、その分住まいにお金を掛けて、便利で広くて明るい家に住む事もできるのです。
★今回の一語一得★
無理のない予算、無駄のない予算を決めるために、まずはしっかりとしたライフプランニングからはじめましょう!
※このコラムを見てまずは「ライフプランニングがしたい!」という場合は弊社までお気軽にご連絡下さい。