【検証&動画あり】クローゼットの収納、どのくらい入る?ウォークインクローゼットにも入れてみました!
お家探しや引っ越しの際に忘れがちなのが、どのくらい収納力があるのかを把握することではないでしょうか。今回は実際にクローゼットに洋服や収納ケースを入れて、クローゼットのサイズ別にどのくらいの量が収納できるのか、検証してみました。ご自宅のクローゼットや検討中の物件のクローゼットのサイズとも比較してみてくださいね。
クローゼット収納のポイント
クローゼットを有効活用するポイントは、以下の2点が大切です。
- サイズを把握すること
- 入れるものの量を把握すること
まずはクローゼットの大きさを把握!奥行きも忘れずに。
まずは、自宅のクローゼットや押入れのサイズを測っておくと、いざお家を探すことになったときに、同じくらいの収納があるか判断する目安となって便利です。
また、クローゼットのサイズは幅に目が行きがちですが、奥行きも大切。ハンガーをかけたときに、ジャケットやコートなどがまっすぐかけることができないと、ハンガーが斜めになる分、想像していたより収納できない、ということも。奥行きや高さも収納力の重要な要素ですので、しっかりサイズをメモしておきましょう。
自宅にあるクローゼットに入れたいものを把握する
大掃除のときなどに、クローゼットの中にどれだけのものが入っているか、一度確認してみるとよいでしょう。衣装ケースのサイズや数も大まかに把握しているとより具体的に検討することができますよ。
検証開始!クローゼットに一体どのくらいの洋服やケースが入る?
今回は、1人暮らしの部屋にもよくあるサイズのハンガーパイプ付きクローゼットと、ファミリータイプの戸建てによくあるL字型にハンガーパイプのついているウォークインクローゼットの2種類で検証します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
今回収納する洋服とケース
今回の検証でクローゼットに収納するのは、次のものです。厚手のスウェットやパーカー、コートなども含めて全部で36枚と8ケース。
- パーカー、スウェット、ワイシャツ、ブラウスなど 16枚
- 長袖Tシャツ、半袖Tシャツなど 12枚
- コート、ジャケットなど 8枚(ロング丈5枚、ショート丈3枚)
- 収納ケース 7箱
- キャリーバッグ 1つ
1. ハンガーパイプ付きクローゼット
最初に検証するのは、内寸が幅76.5cm×奥行き41cm×高さ165cmのサイズのクローゼットです。ハンガーパイプがついていて、その上に作り付けの棚も設置されています。ライトもついていて使いやすいタイプです。このサイズは賃貸のワンルームの部屋でも1人用サイズのクローゼットとしてよく見かけるタイプですね。
実際に入れてみると…コートなどアウターは4枚、長袖と半袖Tシャツ、パーカー類は16枚ほど入れた所で、ほどよくハンガーパイプが埋まりました。収納ケースは、棚の上に2つ、トップスの下の隙間に2つで合計4つ。キャリーバッグも出し入れしやすい位置に収まりました。
このくらいの量だと、ハンガーからも取り出しやすく、片付けるときもさっと片付けることができる状態です。
実はこのあと、ぎゅっとハンガーを詰めてみるとまだまだ収納できそうでしたので、少し使いにくくはなりますが、再びチャレンジしてみました。
見ていただくとわかるように、ハンガーがギュッと詰まっているので、ワイシャツやブラウスなどはしわが気になりますが…用意した洋服とケースがすべて収まりました。
ただし、ロング丈のアウターやワンピースの下のスペースには収納ケース1つが限界ですし、手前の収納ケースの奥にキャリーバッグを入れたので、キャリーバッグを出すときには、一度手前のケースをすべて出す必要があります。日々の使いやすさも考えると、詰め込み過ぎという印象です。
戸建住宅でよくあるサイズは内寸の幅が約166.5cm
戸建住宅でよくあるクローゼットのサイズは、内寸の幅が約166.5cmのものです。上記で検証したクローゼットの約2倍の幅があるので、容量も約2倍と考えて良いと思います。
ただし、家によっては、奥行きが浅いものや、階段の影響でクローゼットの天井部分が斜めになっているものなどありますので、内見の際に注意して見ておくとよいでしょう。
2. ウォークインクローゼット(WIC)
次に検証するのは、ウォークインクローゼット。間取図などでは、「WIC」と記載されていることもありますね。今回使用したサイズは、内寸が幅126cm×奥行き174cm×高さ175cm、大人が2人入れるくらいのサイズで、ハンガーパイプがL字に設置されているWICです。
奥の短い方のパイプにアウター8枚をかけ、奥から手前に伸びるパイプにトップス20枚をかけてみましたが、全体的にまだまだ余裕がありました。ハンガーパイプ上のL字の棚には、収納ケース6個が収まり、さらにまだ余白があります。トップスをかけた下にキャリーバッグと収納ケース1つを置きましたが、まだまだ全然入りそうでした。キャリーバッグなど大きいものをさらに3~4個追加しても余裕がありそうです。
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クローゼット収納の注意事項
カビ対策も忘れずに
奥行きのあるクローゼットは、日常の使い方をしている中では、奥の方の空気を入れ替えるのはなかなか難しいです。特にたくさんのものを詰め込んでしまうと、出し入れするのも面倒になるので、気付くと奥のほうがカビているということも。
まずは、クローゼットにものを詰め込み過ぎないのが大切です。また、ときどき扉を開けて空気を入れ替えるようにしたり、除湿機や除湿剤を置く、サーキュレーターで空気を送る、などの方法も効果的です。
動画で「【クローゼット収納】実際どれくらい入る?全部見せます!」を見る
こちらの動画では、実際にどれだけの洋服が入るのか検証した様子をご覧いただけます。新しいお家を検討中の方は必見です。