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杉並区が登場するおすすめの作品10選

    • 杉並区 Lifestyle
  • 東京都内の中でも阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪などサブカルチャーが発展している「杉並区」は、漫画・アニメ・小説など、さまざまな作品の舞台として登場しています。
    本記事では、杉並区を舞台にした作品について紹介します。

 

 杉並区が作品の舞台として取り上げられる背景

杉並区には、JR中央線(総武線)を筆頭に、東京メトロ丸ノ内線、京王井の頭線、西武池袋線が通っており、それぞれの駅周辺には独自の商店街や町並みが広がっています。

1.サブカルチャーの街

杉並区の中でも、高円寺、荻窪、阿佐ヶ谷はサブカルチャーが発展している街です。

この街では、演劇、お笑いタレント、作家などさまざまな表現の場で活躍している方が、拠点として活動をしています。

東京では見られない古き良き時代の商店街や、町並みが今もまだ生活に密着した形で残っているため、作品の題材として取り上げやすいということも、一因となっているかもしれませんね。

2.中央沿線はアニメクリエーターが多く住んでいる

中央区沿線には、アニメ制作会社が多くあるため、阿佐ヶ谷、荻窪などには多くのアニメーターも住んでいます。

実際に、アニメ制作会社を舞台にした作品も多数あり、その中には杉並区のアニメ制作会社をモデルにした作品もあります。

アニメーターに身近なためか、阿佐ヶ谷や荻窪周辺の実際の光景が、アニメの中の風景として使用されていることも多いです。

この記事では、そんな杉並区が登場する作品をご紹介します。みなさんは、いくつご存知でしょうか?

 高円寺純情商店街

高円寺純情商店街

最初にご紹介するのは、高円寺にお住まいの方にはおなじみの商店街が小説のタイトルにもなっている、「高円寺純情商店街」です。

1989年に直木賞を受賞したこの作品は、「江州屋乾物店」の1人息子が、家業を手伝いながら商店街の人たちとの交流を通し成長していくお話です。

JR高円寺駅北口を出ると、大きなアーチに「高円寺純情商店街」と書いてあります。この商店街は今もなお地元の人達に愛される商店街で、個性的なお店が集まったスポットです。

以前は「高円寺銀座商店街」と呼ばれていたこの商店街ですが、作品のヒットにちなんで「高円寺純情商店街」と名乗ることになったということです。

『高円寺純情商店街』ねじめ正一/著(新潮社サイト)

 1Q84

高円寺中央公園

2009年と2010年に発売された、村上春樹氏の小説「1Q84」。日本だけでなく、海外でも広く出版されている名作です。

この主人公の1人でもある天吾は、高円寺のアパートに住んでいる設定となっています。

また、作品の中での重要な場所として、すべり台のある児童公園が描かれており、作中に出てくる公園の様子や周囲の描写から、高円寺駅の南側で環七ともほど近い、「高円寺中央公園」をモデルにしているのでは、と考えられています。

1966年に開園した高円寺中央公園は、子どもたちの遊び声が聞こえてくる、地元の方に人気の公園です。

『1Q84』村上春樹/著(新潮社サイト)

 ハチミツとクローバー

浜田山駅

「ハチミツとクローバー」は、羽海野チカ氏による人気少女コミックで、後にTVアニメ、実写映画、テレビドラマなど多数の作品が展開された人気の作品です。

舞台となるのは、架空の大学「浜田山美術大学」(通称「浜美」)です。最寄り駅は京王井の頭線の浜田山駅と考えられています。

また、校舎のデザインのモデルとなったのは、東京都小平市の武蔵野美術大学と言われています。

連載終了から時間が経過しても根強いファンのいる「ハチクロ」。久しぶりに読み返しつつ、浜田山を散策してみるのはいかがでしょうか。

『ハチミツとクローバー』羽海野 チカ/著(集英社サイト)

 西荻窪ランスルー

西荻窪駅

西荻窪ランスルーは、主人公江田島咲(さき)が高校卒業後に入社したアニメ制作会社「ヘメロカリス」での同期メンバーや、先輩社員との目線で描く偶像劇です。

作品では、アニメ制作会社の実態が表現されているだけでなく、西荻窪で実際に存在するスポットが多数存在します。

第一話では中央線の満員電車事情を表現するなど、中央線沿線に住んでいる方であれば、誰もが共感出来る内容が多数織り交ぜられています。

更に地域に住んでいる方が共感出来るあるあるだけでなく、新人歓迎会で使用された「串処 勘九郎」など、実際に街で暮らしている人なら「あそこだ!」と分かるようなお店が多数登場するのも、この作品の特徴の1つでもあります。

『西荻窪ランスルー』ゆき林檎/著(マンガほっとサイト)

 

 小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常

駅前

この作品は、荻窪にある本好きにはたまらないおすすめの書店「Title」の店主さんが綴るエッセイです。幻冬舎plusで連載していた「本屋の時間」を1冊にまとめたものになっています。

書店「Title」は、荻窪駅から青梅街道沿いに西荻窪方面に約10分、八丁の交差点の手前にあります。1階は本屋とカフェ、2階はギャラリーになっている、古い民家を改装して作られたお店です。

お店を開店されtから5年の間に店主の辻山さんが定点観測的に見たこと考えてきたことを綴ったエッセイです。身近に通える本屋さんがあるのって素敵ですね。

書店「Title」さんは、オンラインショップも運営されていますので、オンラインショップからもその世界観を覗くことができますよ。

『小さな声、光る棚 新刊書店Titleの日常』辻山良雄/著(幻冬舎サイト)

 西荻窪三ツ星洋酒堂

物豆寄

西荻窪にあるバーが舞台のこの作品は、バーに訪れるさまざまなお客さんが、バーテンダーを通して前向きになっていくという漫画作品です。

2021年には深夜ドラマとして実写化、ドラマでは、実際に西荻窪の喫茶店「物豆寄」さんの外観が使用されていました。看板の「物豆寄」を「洋酒堂」に掛け変えたお店の様子も、地元の方に多数目撃されていたようです。

作品では地下にお店があるという設定で作られていましたが、実際の「物豆寄」さんは1階にお店があります。店内にはアンティークの時計がずらり。個性的な内装ですが、なぜか落ち着く素敵なお店です。

※以前伺った時の記事はこちら→「44年西荻窪を見守り続ける老舗喫茶店「物豆奇」で極上のコーヒーを味わう

『西荻窪三ツ星洋酒堂』浅井西/著(秋田書店サイト)

 かがやき荘アラサー探偵局

西荻窪駅

『謎解きはディナーのあとで』が有名な東川篤哉氏のミステリー作品です。

家賃を滞納している西荻窪のシェアハウスに住む女子三人組が、家賃を免除してもらう代わりに、ドタバタと主人公の成瀬啓介を巻き込みながら事件を解決します。アラサー女子三人が住むのは、西荻駅北口のバス通りを東京女子大学に向かって進んだ先にある、四角い家。

作中には、荻窪駅や西荻窪駅、商店街の様子や、環八通りや女子大通りなど、身近な街の様子が登場するので、この地域をご存知の方は情景を思い浮かべながら作品を楽しむことができます。

『かがやき荘アラサー探偵局』東川篤哉/著(新潮社サイト)

 ダメな私に恋してください

西荻窪駅

「ダメな私に恋をしてください」は、「YOU」に連載されていた中原アヤ氏によるラブコメディ漫画で、2016年冬にテレビドラマとして放映されました。主人公ミチコは無職なのに年下の大学生に貢いでいた非モテ女子。会社も倒産し、どん底に沈んでいたミチコを、偶然再会した前の職場の上司・黒沢が自身の経営する喫茶店で雇うことにします。

原作の漫画では杉並区は登場しませんが、ドラマ化された作品では、多くのシーンが杉並区で撮影されました。

なんといっても、ミチコと黒沢が働いている喫茶「ひまわり」。このお店の外観は、西荻窪駅から徒歩7分のところにある古民家カフェの「松庵文庫」が使われています。内装は、セットを使用されているようですが、店外のシーンは、お近くの方なら見覚えのある松庵文庫の外観に気づいた方もいらっしゃったかもしれませんね。

「松庵文庫」は外観だけでなく、店内も落ち着いた雰囲気でゆったり過ごすことのできる、西荻窪でも人気のカフェです。

『ダメな私に恋をしてください』中原アヤ/著(TBSサイト)

 猫の恩返し

道

ジブリ作品「猫の恩返し」は、横浜の元町商店街をモデルにしていると言われていますが、主人公のハルが、トラックに轢かれそうになっている猫を間一髪のところで救助するシーンは、阿佐ヶ谷の中杉通りがモデル地と言われています。

さらに、新高円寺には作中で、猫の国の王子ルーンがおさかなクッキーを手に入れた、ケーキ屋さんのお店があります(モデルになったのは旧店舗の外観です。現在は、数十メートル離れたところにある新店舗で営業されています)。

さらに、作品の監督をつとめた森田監督直筆のイラストも店内に展示されています。映画を見た後におさかなクッキーをいただくと、さらに美味しく感じるかもしれませんね。

『猫の恩返し』森田宏幸/監督(公式)

 神様の裏の顔

阿佐ヶ谷駅

舞台は阿佐ヶ谷にある葬儀センター。ある人物のお葬式会場に集まった故人にゆかりのある人々が、それぞれのエピソードを元に故人の素顔を解き明かしていく作品です。杉並区の阿佐ヶ谷葬儀センターが舞台になっていますが、杉並区周辺の、中野、調布、練馬などの地名も登場します。

第34回横溝正史ミステリー大賞受賞を受賞したこの作品の著者は、元お笑い芸人の藤崎翔氏です。シリアスな場面でありながらもくすっと笑えるようなお笑い要素も多数散りばめられています。

故人と接点のあった登場人物がそれぞれ胸の内で故人との思い出を独白し、点と点が徐々につながっていき・・・テンポよく進んでいくお話につい引き込まれてしまうミステリー作品になっています。

『神様の裏の顔』藤崎翔/著(角川文庫)

 まとめ

今回は、杉並区が登場する小説・アニメ・ドラマなどの作品をご紹介しました。

秋の夜長に、気になった作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。