あなたの不動産探しはマンション派?戸建派?
家を購入する際に迷うのが、マンションor戸建問題です。マンション・戸建のどちらにも、それぞれに良い点があります。生活面、資産面、コスト面などでメリットを比較して、物件選びの参考にしてみてください。
マンションのメリット<生活動線が楽!>
マンションは基本的にワンフロアで生活できる為、生活動線がシンプルとなります。
各居室と水回り・LDKへの移動をスムーズに行え、家族間のコミュニケーションがとりやすいです。
要は大きな声で「おーい!~~。」なんて会話も簡単に届きますし、それぞれのスペースの移動も近く、人・物の移動も楽々とできます。
マンションのメリット<快適な室温のキープ>
外の気温に左右されにくいのもマンションのメリットです。構造がRCと言うのに加え、両隣・上下が別世帯で囲まれるマンションは夏は涼しく、冬は暖かい環境となります。
それに伴い、光熱費を抑えられる利点もございます。
人によっては冬でも暖房を使わないで生活している方もいらっしゃる位です。エアコンを多用しないで済むので、アレルギー体質の方や冷房嫌いの方などは室温が安定しているのは嬉しいポイントです。
マンションのメリット<共用施設の充実>
複数の世帯で生活しているマンションは共用スペース・サービスが充実している傾向にあります。
オートロック・コンシェルジュ・ゲストルーム・宅配ボックス・エントランスなどは一般的ですが、マンションによってはライブラリーや保育園・公園・クリニック・コンビニなども完備したものまでございます。
様々なライフスタイルを想定して、生活の利便性が上がるようにお金をかけて工夫が凝らされております。
個人的には自宅内に予備の部屋はもったいないので、ゲストルームがあると来客やインフルエンザになった時など便利かなと感じますし、管理人さんがいるという安心感もマンションの魅力だと思います。
戸建のメリット<プライベートスペースの確保>
皆さんのご家庭では生活音はどうでしょうか?戸建は一軒一軒が離れている為、生活音が近隣に伝わりにくいメリットがございます。
家を買う方の多くがお子様を含む家族構成となります。
年齢にもよりますが、お子様は大きな声でしゃべる・家の中で楽しく遊ぶ・段差があれば飛び降りるなどなど・・・。お子様は大人と違って、多様な生活音を出す傾向にあります。
かと言って、それを抑制して生活させては自由闊達な子供とは程遠くなってしまいます。元気に伸び伸びと生活させてあげられる戸建は、お子様のいらっしゃる家族にとっては魅力となります。
戸建のメリット<安いランニングコスト>
戸建は基本的に自主管理となります。ですので、そもそも管理費と言う概念がございません。もちろん、修繕積立金を強制的に徴収されるという事もございません。
一般的にファミリータイプのマンションの管理費・修繕積立金は3~4万円/月となります。さらに、駐車場を借りるとエリアによって変わりますが、都心だと1~3万円/月がかかります。
仮に月4万円を35年・金利1%で換算すると、約1,400万円の住宅ローンの支払いと匹敵します。
管理費・修繕積立金は35年を過ぎても払い続けなければいけないので、さらに高い住宅ローンに値することとなります。
その点、戸建は余計な間接費がかからないので、支払いに無駄がありません。
当然、戸建も修繕をしなければいけないので、自身で考えて対応していくのが望ましいです。一般的には1万円/月を積み立てていくと、定期的な修繕に対応できるものとなります。とは言え、マンションとは比べ物にならない、ランニングコストの安さとなります。
戸建のメリット<高い自由度>
自分の家となるので何をして頂いても自由です。(公共に反してはダメですが・・・)例えば<外観をきれいにしたい><玄関を変えたい><建て直しをしたい>などなど。
マンションでは組合で一定の賛成を得なければいけない事案が、自身の一存で自由に決定できます。逆に何もしないという選択も自身で決定を下せるので、自身のライフスタイル・タイミングに合った家へのアクションをおこすことができます。
戸建のメリット<高い資産性>
エリアにもよりますが、都心部の戸建は、価格の多くの部分が土地代金となります。
土地は相場の上下はあるにせよ、摩耗による価格低下はしません。つまり、建物の摩耗により一定価値下がりますが、不動産価値はすぐに下げ止まりいたします。
長く住んで、お子様に残せる資産性としてとらえた時に、いつでも新品の土地を残しあげられる戸建は有利になってきます。
まとめ
不動産探しをする時の動機や目的・優先順位の優劣などにより、マンションが良いか、戸建が良いか変わってきます。ご参考までに弊社で不動産を買い替える方の多くはマンションから戸建に移り住む傾向にあります。
その理由は手狭。家族が増え、荷物もそれにつれて増えて、ゆったりとした戸建に住みたいという方が多いです。
また、ランニングコストの見直し。修繕積立金の値上がりなどの理由から、広さとコストダウンを求めて、マンションから戸建に移り住む方が多く見受けられます。
昨今、「不動産は一生に一度の買い物」ではなくなり、その時のライフスタイルに合わせて買い替えていく方が増えてきております。
結論、その時の考え方・家族構成などによって、マンションが良いと感じるか戸建が良いと感じるかが変わってきます。一生に一度ではないにしろ、高い買い物なので、長い目で生活感・資産性・コストを見極めて検討しなければいけないのが不動産購入なのではと感じます。
この記事を書いた人
- 殖産ベスト吉祥寺本店 店長
- 石井 聡
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