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【閉店】住宅街に現れる癒しの空間、三鷹「つばめさぼう」のお茶と甘味でほっこりタイム

    • 三鷹市 グルメ
  • 今年2018年の7月にオープンした、一汁一菜の食事とこだわりのお茶や甘味を楽しめる「つばめさぼう」。懐かしく素朴な和の風情をたっぷり感じられる、癒しの空間でした。

※2021年11月追記
こちらのお店は残念ながら、2021年11月27日をもって閉店されるということです。

 どこか懐かしい心温まるお店

三鷹駅南口から徒歩で15分、吉祥寺駅の丸井前からバスに乗り「下連雀」で下車、徒歩で5分ほど。三鷹の森ジブリ美術館近くの住宅街の一角にたたずむ素敵な建物が「つばめさぼう」です。

 

 

1階が「つばめさぼう」の店舗で、上は貸しアパートになっているのだとか。

全体的に洗練されたデザインですが、サイドの垣根がどこか昔なつかしい雰囲気を醸し出しています。

 

 

入り口には素敵な灯篭が。

店名にもある「つばめ」は、お店の中のあちらこちらにモチーフが見られ、隠れつばめを探してしまうほど、細部にまであしらわれています。

 

店名の由来は、「幸せを運ぶつばめたちがいつでも立ち寄れる場所であるように」という思いを込めているのだそう。

 

 

店内は18席とこぢんまりしながらも、木の温もりがあふれた空間。障子や格子戸など古き良き日本家屋の雰囲気が感じられ、とても居心地のよいお店です。

 

「インテリアや雑貨など、純粋に“いいな”と思ったものを集めました。みなさん“懐かしい”とか“素敵なおばあちゃんの家みたい”と喜んでくださっています」と店長の今井紀美子さん。

 

たしかに、初めて来たはずなのに不思議なくらい和む、落ち着いた雰囲気です。

 

 

また、入り口は段差がなく店内もフラットなため、ベビーカーで入店されるママさんたちも多いのだとか。

 

「オーナーの娘さんが働くママ。育児に追われて、自分の食べるものは後回しになってしまっていることにオーナーが気づき、ママさんたちが一食でもしっかりした栄養バランスのいい一汁一菜の食事が摂れるようにと応援する気持ちがキッカケで、お店の立ち上げを考え始めました」(今井さん)

 

お店で出される食事や甘味はほぼ自家製のもの。ピュアで安心でおいしいものを提供する、心温かなお店なのです。

 佐賀の厳選されたお茶とこだわりの自家製甘味

「つばめさぼう」では、一汁一菜の素朴な“おうちごはん”とお茶や甘味がいただけます。

 

お茶は、佐賀県産の嬉野茶から厳選した、こだわりの日本茶がそろっています。

 

 

こちらは「白折」(400円)というお茶。1杯目のお茶と、急須とお湯の入ったポットの3点セットで提供されます。一度に3杯も飲めるので嬉しいです!

 

「高品質の新茶から抽出した茎茶で、お茶の旨みがギュッと凝縮しています。高温でも低温でもおいしく出せるので、淹れやすいお茶ですね」と今井さんが言うように、甘さの中にもしっかりとお茶の旨みが感じられる芯のある味わいです。

 

ちなみに、「つばめさぼう」の急須はふたがないタイプ。

「ちゃんと味わいがあるいいお茶には、ふたは必要ありません。蒸しすぎて熱で香りや味が飛んでしまったり、渋みが出すぎてしまうので、ふたのない急須を使っていただいています」と今井さん。おいしいお茶の提供のために、茶器にもこだわりがあります。

 

 

こちらは「甘味三点」(450円)。それぞれ単品で注文できる甘味が3つセットになった、一度に三度おいしいデザートです。

 

左から「あずきみるく」、「みたらしだんご」、「つばめあいす」(抹茶三段)です。

 

「あずきみるく」は自家製のあんこにみるくを加え、ほんのりとした甘さの中にも小豆の味がちゃんと感じられます。さらに、お店で提供しているコーヒー(450円)を使ったゼリーが添えられ、ほろ苦さが甘いあんこのいいアクセントになっています。

 

またおだんごは「みたらし」、「あんこ」、「醤油」の3つから選べます。今回は一番人気の「みたらし」をいただきましたが、自家製の琥珀色のあんがつややかで出汁のいい香りがします。

 

食べてみると甘さは控えめで、しょうゆと出汁の味がやさしく感じられます。山形の団子をお店で焼いて自家製あんをかけているので、ほのかな温かさが体にじんわりしみいるよう。なんだかとても懐かしい一品でした。単品でも注文できるので、他の味もぜひ味わってみてはいかがでしょうか(単品100円)。

 

そして「つばめあいす」は、群馬にある「茶フェ ちゃきち」という日本茶専門カフェから仕入れたもので、東京では「つばめさぼう」でしか食べられないのだとか。

 

 

「抹茶あいす」(単品350円)は、抹茶の濃さを一段から極みまで6段階から選べます。(甘味三点の抹茶あいすは抹茶三段)。

 

ちょうど真ん中の三段は、まっちゃのほろ苦さが適度に感じられ、鼻の奥にふんわり抜けるお茶の香りに癒されます。濃さとしては中くらいなので濃厚というほどではないですが、一般的な抹茶のアイスに比べると濃いめ。本格的な抹茶感を堪能しつつも、食べやすいレベルです。

 

ちなみに、アイスはテイクアウトも可能。ちょっぴり特別なお土産にぴったりですね。

 

 小さなおすそわけと細やかな心配りにほっこり

レジの横ではちょっとした販売も。

 

 

食事メニューで食べられる玄米(1kg/1000円)や自家製の「卵せんべい」(370円)などが販売されています。

 

「私たちがおいしいなと感じたものをおすそわけ、という感覚で置かせていただいています。そんなにたくさんは提供できないのですが、もし食べて気に入っていただけたなら、ご家族で召し上がっていただけたらと思っています」と今井さん。

 

小さいので、ちょっとしたプレゼントにもよさそうです。

 

また、「つばめさぼう」はトイレも素敵。

 

 

ガラスのはめ込まれた引き戸や、レトロな蛇口など、オーナーが密かにこだわって作ったトイレは、入ったお客さまが口々に「懐かしい!」と喜ばれるのだとか。

 

「広さもあるので、車いすやお子さん連れで入りやすい空間になっています」と今井さんが言うように、一つの部屋くらいの広いスペースが。細かい気遣いと懐かしい雰囲気は、「つばめさぼう」らしさが詰まった空間でした。

 

 

 まとめ

どの甘味もお茶に合う逸品。お茶の香りと甘味のやさしい味わいは、身も心も癒す最高の組み合わせでした。帰るお客さまに扉を開けて最後までお見送りする姿は、本当に実家に帰ってきたような気持ちにさせてくれます。日常にホッとした時間がほしいときや、心をリセットしたいときは、ぜひ「つばめさぼう」で羽休めをしてみてはいかがでしょうか。

茶と食事 つばめさぼう

電話
0422-47-2830
営業時間
11:30~19:00(L.O. 18:30)
定休日
月曜日
URL
http://tsubamesabo.jp/
住所
東京都三鷹市下連雀1-5-7