
冬はたい焼き屋、夏はかき氷屋!「たいやき そら」で味わう完全予約制の至極のかき氷
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吉祥寺の中道通りの先にある「たいやき そら」は、小さな人気店。夏はふわふわかき氷、冬は一丁焼きのたい焼きが楽しめます。
季節の素材を使ったかき氷は完全予約制。あっと驚く組み合わせやていねいな手仕事で納得のおいしさです。
吉祥寺駅からの「たいやき そら」までの行き方
「たいやき そら」は、吉祥寺駅北口から井の頭通り、または中道通りを歩いて約10分。
井の頭通りルートは歩道が広く、ベビーカーや自転車でも通りやすいのが◎。
中道通りはユニクロ脇の中道通りをまっすぐ進み、小さな雑貨店やカフェをのぞきながらのお散歩がてらのルートが人気です。
散歩気分で歩くにはぴったりの道のり。道中で思わぬお気に入りのお店に出会えるかもしれません。
中道通りには人気のカフェや個性的なお店がいっぱい。500mほどにぎやかな景色を歩くと、住宅が混在する穏やかなエリアに入ります。
緑が豊かな吉祥寺西公園を通り過ぎ、水遊び場がある中道公園の角を左に曲がれば、目的地はもうすぐです。
茶色いレンガ調の建物に、軒先にかかったのれんとたい焼きのイラストが描かれた看板が目印です。
たい焼きの季節には、店頭での販売も行っていて、通りがかりに気軽に購入できます。
かき氷は完全予約制のため、予約時間にあわせて店内に入るスタイルになっています。
「たいやき そら」の店内
店内はカウンター7席のみの小さな空間。リズム良くかき氷を削る光景を目の前に、ゆっくり過ごすことができます。
カウンターには、お冷と温かいお茶のポットが用意されていて、好きなタイミングで自由にいただけるのも嬉しいポイント。
夏場でも、かき氷を食べるなら、温かいお茶でお腹を調整したいですよね。さりげない気遣いにぐっときました。
たい焼きは、昔ながらの一丁焼きで一匹ずつ丁寧に焼いているそう。薄皮で香ばしく、甘さ控えめの餡(あん)がぎっしり詰まっていて、冬にはそのやさしい味わいを楽しみに訪れる人も多いのだとか。
「たいやき そら」のかき氷メニュー
かき氷は、季節の果物や自家製シロップを使ったメニューが中心。果実をたっぷり使った一杯は、見た目も華やかで、思わず写真を撮りたくなります。
メニューは季節ごとに変わるので、訪れるたびに新しい味と出会えるのも嬉しいポイント。
今年だけでも初夏のメロン、真夏のスイカ、とうもろこしなんて変わり種も。その時季ならではの旬の味覚が登場します。
トッピングの種類も豊富で、組み合わせによってさまざまな楽しみ方ができるのも魅力。あれこれ迷う時間も、ワクワクするひとときです。
自家製の粒あんはお持ち帰りもできる
たい焼きにも使われている自家製の粒あんは、かき氷のトッピングとしても、テイクアウト用としても人気で、自宅でかき氷やスイーツと組み合わせて楽しめます♪
あんこ好きな人へのお土産にもおすすめですよ。
ブルーベリーミルクはちみつヨーグルトかけ
紫色が鮮やかな一杯。ふわふわの氷は、口溶けがやさしく、頭がキーンとしませんでした。
ブルーベリーソースとはちみつヨーグルトの相性は抜群!さわやかな甘さと酸味で、最後までスプーンが止まらないおいしさです。
大きなブルーベリーの果実は、かき氷の中にもゴロゴロ入っていました。口の中でプチッとはじけて、濃厚でジューシー。
果実とたっぷりのソースで満足度が高く、氷が最後まで水っぽくならないのも驚きでした。
今回はトッピングなしで注文しましたが、スタンダードが豪華なので十分満足できました。
「ブルーベリーミルクはちみつヨーグルトかけ」だけ、ベースに紅茶シロップが追加できたので、またの機会にぜひ味わって見たいと思いました。
通年でかき氷が楽しめる2号店「Tonarino」がオープン!
2025年6月、かき氷専門の2号店「Tonarino(トナリノ)」が、「たいやき そら」のすぐ隣にオープン。こちらも完全予約制です。
白を基調としたシックな空間で、ちょっと特別なかき氷体験ができます。通年営業なので、真冬に暖かい店内で食べるかき氷、なんてちょっとしたごほうび気分も叶います。
常連のゴーラーさんたちは、「たいやき そら」と「Tonarino」をはしごすることもあるのだとか。
ちなみに“ゴーラー”とは、年間を通してかき氷を楽しむ熱心なファンのこと。遠方から訪れる人も多く、全国の名店を巡る人も少なくありません。
「たいやき そら」で果実たっぷりのかき氷を味わい、「Tonarino」で落ち着いた雰囲気の中ゆったり過ごす。小さな違いを感じながら、二つのお店を楽しんでみてはいかがでしょうか。
「たいやき そら」で季節を味わおう
冬は焼きたてのたい焼き、夏は果実たっぷりのかき氷。季節によって違う顔を見せてくれる「たいやき そら」。小さなお店だからこそのこだわりと繊細な仕事を間近で感じられます。
常連さんが多いのも納得のおいしさと、お店の方の丁寧な手仕事と接客で、「また行きたい」と思わせてくれる心地よさがありました。
完全予約制なので、インスタグラムをフォローの上、予約できる日時に注意してくださいね。ひと手間かけてでも、特別なおいしさにきっと心が満たされますよ。
「たいやき そら」は2号店「Tonarino」とあわせて、季節ごとに通いたくなる甘味処。吉祥寺の街歩きの途中に、ぜひ立ち寄ってみてください。きっとお気に入りの一杯に出会えるはずです。

たいやき そら
- 営業時間
- 11:00〜17:00
- 定休日
- 月・火曜日(夏季と冬季で異なります)
- HPなど
- https://www.instagram.com/taiyakisora/
- 電話
- 080-2265-1704
- 住所
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町3丁目10-3 Google Mapで見る
※お店の様子、メニューや価格などは取材当時のものです。最新情報はホームページやSNSでご確認ください。