荻窪の「杉並区立中央図書館」がリニューアルオープン！みんなの憩いの場へ

大規模改修工事が終わり、2020年9月にリニューアルオープンした「杉並区立中央図書館」。建築家・黒川紀章さんが設計した外観はそのままに、館内のレイアウトを一新！ウッドデッキやカフェもあって居心地のよい空間が広がっています。

荻窪駅から10分で、杉並区立中央図書館に到着！

杉並区立中央図書館は、JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分。
荻窪駅南口bから出て、まっすぐ直進します。「天沼陸橋」交差点をさらに越えて、右手に出てくるすき家を右折、150mほどでリニューアルした杉並区立中央図書館に着きます。

杉並区立中央図書館は、2020年9月にリニューアルオープン

1982年に開館した杉並区立中央図書館は築37年が経過し、施設の老朽化が目立つようになりました。
さらに、図書館を取り巻く状況や時代のニーズも大きく変化したことで、資料を収集し、生涯学習や調査研究、趣味・娯楽などに活用される「文化教養型施設」といったこれまでの役割だけではなく、各々の興味や関心に応じて互いに連携・協力しあう「交流空間型施設」としての役割も求められるように。

そこで杉並区立中央図書館は2019年から大規模修繕工事を実施し、2020年9月5日に杉並区民の意見を取り入れた新しい図書館へと大きく生まれ変わりました。

杉並区立中央図書館の中

中に入ってみると、明るくて開放的な空間が広がっています。晴れた日は木漏れ日が差して気持ちよさそう。

1階が地域資料、地下1階が新聞・雑誌コーナーに

杉並区立中央図書館の中に並ぶたくさんの本
まず、杉並区中央図書館のリニューアルポイントは、「レイアウトの変更」です。一般書のスペースを増やしてほしいとの要望を受けて、1階は一般書や地域資料・参考図書のコーナーになりました。

杉並区立中央図書館の雑誌コーナー
1階にあった新聞・雑誌は地下1階に設置しています。

子どもと毎日でも行きたい！2階に「こどもの本」フロアと「おはなしのへや」も♪

杉並区立中央図書館の「こどもの本」のフロア

親子で楽しめる場所を増やしてほしいという意見から、2階に「こどもの本」のフロアができました。児童書のほかに育児書もそろえています。親子で声を出して絵本や紙芝居を楽しめる「おはなしのへや」もあり。

このスペースでは、毎週火曜に「あかちゃんタイム」、毎週水曜に「おはなし会」などを実施しています。地下ホールを使ってのこども人形劇などといったイベントも随時行っているので、HPでイベント情報をチェックしてみてくださいね。

杉並区中央図書館の乳幼児コーナー
同じく2階に乳幼児コーナーもあります。調乳用給湯器、授乳スペース、幼児トイレが同じ部屋にあるので便利です。

杉並区中央図書館2階の調べものコーナーが拡充

杉並区中央図書館の調べものコーナー
個人、グループ問わず、学習などで使える場所がもっとほしいという意見から生まれた、2階の調べものコーナー。静かな環境で調べものや学習に集中できる空間になっています。

リニューアルではインターネット環境の整備も

杉並区中央図書館のパソコンコーナー
1階ロビーには、蔵書検索システムの入ったパソコンやインターネットに接続できるパソコンを設置！

杉並区中央図書館の返却j＆案内カウンター
外部の特定のデータベースに接続できる、タブレット端末も用意されています。利用する時はカウンターにいる図書館のスタッフに声をかけてくださいね。
無料のWi-Fiもあるので、持ち込んだパソコンを使って調べたりすることもできます。

中高生対象のYA（ヤングアダルト）コーナーが、杉並区中央図書館に新設！

杉並区中央図書館のYAコーナー
新しくYA（ワイエー）コーナーもできました。YAとはヤングアダルトのことで、主に中高生を対象としているので、この部屋を利用できるのはYA世代のみ。友だちと一緒に調べものをしたりしてほしいと、ソファーやテーブルが置かれた落ち着いた空間には、YA向きの小説や、職業・進路関連の本が集められています。
※室内の資料は誰でも利用できます