※2023年2月追記　こちらのお店は閉店されたようです。

 吉祥寺駅から徒歩5分。東急の裏エリアに新登場

場所は吉祥寺駅から歩いて5分ほど。中道通りから餃子で有名な一圓本店の角を曲がり、少し行ったあたりにあります。

凛とした和のイメージの外観。藍色が目を引きますね。

このお店はコピス吉祥寺にある「アートサロン和錆」の飲食姉妹店。見た目にもおいしさにもこだわった、美しい創作天むすびが楽しめます。

メニューが置かれた店頭のテーブルには緋毛氈が敷かれていました。

店内も和の雰囲気。美しい緑の壁紙は熊野古道をイメージしたものなんですって。

 食べるのがもったいないほど美しい天むすびは全5種類

同店の天むすびメニューは、書道家・現代アーティストの武田双雲さんが結成した「TEAM地球」から受け継いだ人や動植物、そして地球に優しいこだわりの食材を全国から直接仕入れ、構成したオリジナルレシピです。

メニューを見ると、大和（梅天ぷら巻き）、龍昇（うなぎアボカド）、しゃちほこ（海老天）、太閤（海老頭天）、和牛 徳川（和牛味噌カツ）とあり、どの天むすびもネーミング、見た目ともにとっても個性的！

天むすび単品は1個300円から（龍昇、和牛 徳川は各+100円）。1個から購入でき、イートインのセットにはお惣菜やみそおでん（！）が付くんですって。おしゃれな天むすびとみそおでんの組み合わせって新鮮ですよね。

全種類食べてみたかったので、今回は「感謝セット」（1800円+100円+100円）を店内でいただくことにしました。

運ばれてきたのがこちらです。思っていたよりも1つが大きい！

そして、写真で見たイメージよりもさらに美しくて、手が込んでいます。

手前左から、和牛 徳川、龍昇、大和。奥は太閤（左）としゃちほこ。和牛 徳川はチーズ入りのカツがボリューミーで、上に濃厚な八丁味噌のソースがかけられていました。

その隣の龍昇は、卵焼きやキュウリなどを巻き込んだものに、アボカドのディップと甘辛いタレで焼き上げたうなぎを載せた贅沢な一品。金粉付きです！

太閤はアボカドのディップと海老のタルタルを挟んだご飯の上に、ソースをまとった海老の身とカラッと揚げた海老の頭が。しゃちほこも海老天がプリップリで、ほんのり洋風仕立て。どれも具材の組み合わせが凝っていて、味のハーモニーがバツグンでした。

中でも一番好みだったのがこちらの大和。梅の天ぷら巻です。

梅、トマト、クリームチーズ、赤シソと、辛い「オロチソース」を海苔巻にしたものを天ぷらにした、ちょっぴりピリ辛の天むすびです。梅とクリームチーズの組み合わせがたまりません。

 “名古屋の味”が楽しめます

そして忘れちゃいけないのが、このみそおでん。

大根、こんにゃく、厚揚げにたっぷりの糸唐辛子。八丁味噌を使っているので見た目は濃いのですが、食べてみると濃くはなくて、コクとうま味がたっぷりで、八丁味噌のおいしさを再認識しました。

店長の服部沙希さんは名古屋出身。「“名古屋めし”っておいしいですよね。なので、このお店をやるとなったときに、せっかくなら好きなものを…と、地元で慣れ親しんだ味を取り入れました」と服部さん。特に八丁味噌への思い入れは深く、天むすびにも使われています。また浅草のおみそ汁専門店「MISOJYU」ともコラボしているそうです。

 武田双雲さんの作品も

店内には武田双雲さんの作品も多数。こちらはインテリア照明に書かれた唯一の原書作品なんでですって。

お店で使われている器や、マスクなどもありました。

湯呑は前後で異なる文字が書かれています。

 店内では甘味と飲み物もOK

イートインメニューでは季節の甘味や飲み物も用意されているから、吉祥寺歩きの途中でほっとひと息…というときにもいいですね。吉祥寺に出かけたら、ぜひ寄ってみてください。

 まとめ

一つひとつ食材の組み合わせを考え、丁寧に作られた“食べられるアート作品”のような創作天むすびは、見た目も味わいも驚きでいっぱいでした。今後は季節によって天むすびの内容も変わっていくようです。お酒にも合いそうだし、ボリュームもあるので、男性にも喜ばれそう。ぜひ一度味わってみてください。

食房　和錆

電話

0422-27-1015

営業時間

10:00～17:00※2020年の年内は12/31（木）まで営業

定休日

月曜日

URL

https://shokubo.wasabi-artsalon.jp
https://www.instagram.com/wasabi_shokubo/

住所

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-17-6