
三鷹でもちもちの酵素玄米が食べられる! ヴィーガン料理×カフェ「心泉茶苑」(しんせんちゃえん)
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三鷹にある「心泉茶苑」は、素材にこだわったヴィーガン料理と中国茶が気軽に楽しめるヴィーガンカフェ。「ヴィーガンだからこそおいしく」との思いが詰まったお料理やお茶とともに、癒しのひとときを味わってきました。
ココロとカラダを癒す入り口的存在のカフェ「心泉茶苑」
三鷹駅南口から井の頭公園方面へ出て、玉川上水沿いの「風の散歩道」を進んで約5分。
フランス料理店の先を右折すると、すぐ左側に「沙羅舎」のビルがあります。その1階が今回のお店「心泉茶苑」です。
黄色の壁のおしゃれな建物。住宅地の中でひときわ目立ちます。
沙羅舎は「体のバランスを取り戻し、トータルで元気になってほしい」とのオーナーの思いで作られたイベントスペース。
体を動かすスタジオや、ヨガ、整体などのヒーリングスペースもあり、心泉茶苑はその“入り口”的な存在になっているそう。
これが玄米!?もっちもちの酵素玄米が食べられる「心泉茶苑」のランチは見逃せません
今回、特に楽しみにしていたのが14:30までのランチタイム限定で提供される「ランチプレート」(1200円)。酵素玄米と、季節の野菜たっぷりのデリ、お味噌汁がついた日替わりのプレートで、肉、魚に加え卵や乳製品も使わないヴィーガン対応の一皿です。
「健康にいい」と言われる玄米ですが、炊き方によってはモソモソしてちょっと食べづらいこともあり、苦手にしている人も多いのでは。かくいう私もその一人。健康は気になるものの、食事の際、積極的に玄米を選ぶことはありませんでした。
でも、こちらの酵素玄米は「ヘルシーとおいしいが両立していて大満足」と評判なのだとか。そんなにおいしい玄米ならば、一度は食べてみなくては!
ちなみに同店の酵素玄米は、無農薬の玄米と小豆を圧力釜で炊き上げ、専用の保温ジャーで寝かせたもの。とても手間がかかりますが、玄米のパサパサ感はなく、もちもち食感で、栄養価も高いスグレモノなんですって。
これがお待ちかねのランチプレート。写真の手前、お赤飯のように見えるのが酵素玄米です。
お箸で一口分とろうとしたところ、その弾力にビックリ。もち米?と思うほどのもちもち感で、思わず「玄米ですよね?」と確認してしまいました。
かみしめると口の中でじんわり甘さが広がって、ごはんの上のごま塩がいいアクセントに。これはおいしい! 私の知っている(と思っていた)玄米とは別モノの味わいです。
「酵素玄米は消化がよくヘルシーなうえ、腹持ちもいいので女性に人気なんですよ」とオーナーの小川さん。
「当店ではお肉やお魚、卵、牛乳などを使わないヴィーガンメニューを提供していますが、お肉を食べない食生活をみなさんに勧めたいわけではありません。おいしく野菜を摂りたいときや、体にやさしいものを食べたいときに、気軽に取り入れてもらえるお料理を、と思い作っています」
小川さんの言葉通り、ランチプレートには野菜がたっぷり!
しかも、豆乳マヨネーズのポテトサラダやキノコの煮物、桜の塩漬けで煮たダイコン、ニンジンの塩麹炒め、カブの素揚げ、カボチャ・ブロッコリーのフリット、ベビーリーフのサラダなど、素材も調理方法もバラエティー豊かです。これだけの野菜料理が一度に食べられるのはうれしいですね。
料理は野菜本来の味を活かしたやさしい味わいで、じんわりとカラダに染み渡るよう。食材の8割はオーガニックのものを使うようにしているほか、お醤油やみりん、お酒、味噌などの調味料にもこだわっているそう。野菜の甘さが溶け込んだおみそ汁や、大豆ミートの唐揚げもあり、ボリュームにも大満足です。
メニュー内容は日替わりなので、週に何度も足を運ぶ常連さんもいるとか。ランチプレートのほか、酵素玄米のおむすび2個と小鉢、漬物がセットになった「おむすびセット」(800円)や、テイクアウトもできる単品のおむすび(2個500円)もあります。ランチプレートはプラス300円でプチデザートを追加できるほか、ランチメニューを注文するとドリンクメニューが200円引きになるのはうれしいですね。
卵も牛乳も使わない、「心泉茶苑」こだわりのなめらかな“魔法のプリン”も
同店ではスイーツもすべて卵、乳製品不使用のヴィーガン対応です。
写真の「季節のプリン」(500円)は、抹茶プリンとバニラプリンの盛り合わせに、豆乳を泡立てたクリームをかけたもの。卵も牛乳も使わずに作られるプリンは“魔法のプリン”と呼びたくなるような、ふんわりなめらかな舌ざわり。
オーガニック日本茶・抹茶パウダー「NODOKA」さんのパウダーを使った抹茶プリンは濃厚で、バニラプリンのほのかな甘さとのバランスが絶妙でした。
またほっとひと息つきたいときには、オーガニックアッサムのソイミルクティーやソイ煎茶ラテを。どちらも茶葉の香りと味わいがしっかり感じられ、豆乳の独特なニオイもなくて、ココロとカラダがほぐれていく感じ。癒しのくつろぎタイムにピッタリです。
マフィンやスコーンなどの焼き菓子にも卵、乳製品は使われていません。
テイクアウト用のいちごのスコーン(手前)と黒豆シナモンのマフィン(奥)は各350円です。
お茶の香りも楽しんで。小さな茶器で丁寧にいれる工夫茶
お茶はオーナー自ら台湾に買い付けに行く台湾茶が中心。緑茶、白茶、紅茶など発酵度合の異なるいろいろなお茶が用意されていて、中国茶・台湾茶が気軽に楽しめる「本日のグラス茶」(400円)のほか、美しい茶器で丁寧にいれるスタイルの本格的台湾式工夫茶(700円から)もあります。
左の写真が台湾式工夫茶のセット。好みの茶葉を選び、目の前でいれてもらうお茶の味わいは格別。濃縮されたお茶なので、「工夫茶」では普通の湯呑みではなく、小さくて美しい茶杯を使うそう。細長い器は「聞香杯」(もんこうはい)といって、香りを楽しむための器。店内のあちらこちらにも美しい茶器が飾られていました。
「心泉茶苑」にはグループで利用できるお座敷もあり
ゆったりとした店内はやさしい色使いで落ち着ける雰囲気。
テーブル席のほか、奥には16人くらい座れるお座敷もあり、予約すればランチでも利用可能です。一人でも友人とでも利用できるから、近くにあったらきっと何度も通いたくなるはず。
まとめ
素材にこだわったおいしいヴィーガンランチやヴィーガンスイーツが味わえるだけでなく、美しい茶器を使った台湾式工夫茶で香り高いお茶も楽しめる、カラダにもココロにもやさしいお店。店内に座っていると、時間の流れさえもゆっくりになったような感覚でした。ヴィーガンの人はもちろん、毎日あわただしいな、ちょっと疲れたかな…そう感じたら、足を運んでみませんか。

中国茶カフェ 心泉茶苑 三鷹
- 営業時間
- 月~金・日曜日/11:00~15:00
- 土曜日/11:00~18:00
- 定休日
- 日曜日
- HPなど
- https://sinsenchaen.jimdofree.com/
- 電話
- 0422-41-8617
- 住所
- 東京都三鷹市下連雀3-1-24 沙羅舎1階 Google Mapで見る