「お酒の実験所」荻窪駅から徒歩5分

北口を出てて青梅街道を西に行き、東京衛生病院入口交差点を北に少し歩くと住宅街の中にお店が見えてきます。

 「お酒の実験所」の青い看板が目を引きます

ライトで照らされた白色の壁と青く光った店名の看板が目印です。

一見すると喫茶店や小料理店のような雰囲気もしますが、中を覗いてみるとカウンターになっていてバーだということがわかります。

 清潔感のある「お酒の実験所」の店内

店内はL字型のカウンター席が8席。明るく清潔感のある店内です。奥の冷蔵庫には日本酒がズラリと並んでいます。

 希少な日本酒リスト

メニューは片面が日本酒、もう片面がフードとお店の説明になっています。こちらのお店の特徴は日本酒が30g・60ｇ・120gのサイズで飲めるところ。美味しいお酒を少しずつ飲み比べしながら楽しめるのが面白いです。

 今回注文した日本酒

ということで注文してみました。日本酒は詳しくないのですが、最初は以前耳にしたことのある

・くどき上手　穀潰し　純米大吟醸　出羽燦々　22％

・おつまみ盛り合わせ

を注文しました。

カウンター席は白のテーブルの上にグレーのマットが敷かれ、石のプレートの上にお酒とチェイサーのお水を置いてくれます。ワイングラスで提供してくれるため、お酒の香りや色がよくわかります。

この日のお通しのゆでピーナッツはもっちりとした食感で美味しかったです。

お酒はデジタルディスプレイのはかりでグラム単位で計測してくれます。一杯目のお酒は期待どおり甘口で芳醇。しっかりとした個性があるのでグラス一杯でも十分満足感があります。

日本酒に合わせるおつまみは目でも楽しい色とりどりの盛り合わせ。こちらを少しずつ食べた後にお酒を口に含んで相性の違いを楽しみました。

最初は甘いお酒だったので辛口のお酒が飲みたいという希望を伝えたところ、お店の方がすすめてくれたのが、

・いづみ橋　秋とんぼ　山田錦　生酛　純米

二杯目以降を注文する際にグラスを交換しない場合少しおまけしてくれます。

日本酒の出荷する時期や状態を表す言葉がいくつかありますが、伺った時期はちょうど肌寒くなってきた頃。こちらは「秋あがり」と言われ、秋にしか飲めないお酒です。他にもこの季節には「ひやおろし」というお酒も出回り、三杯目にはそのお酒を頼みました。

・紀土　KID　純米吟醸　ひやおろし

これらの定義については諸説あるため説明は他に譲りますが、日本酒に詳しくなくても尋ねてみるとお店の方が優しく教えてくれます。お酒を飲む際にうんちくを聞くと楽しくなってしまうタイプのためどんどん飲みすすめてしまいました。

・十四代　本丸

・而今　純米吟醸　山田錦　火入れ

・荷札酒　黄水仙　純米大吟醸　槽場汲み　瓶火入れ

・チーズ盛り合わせ

また甘口のお酒に気分になり、甘めのオススメの3種を飲み比べで注文。そのお酒にはチーズが合いやすいとのことで盛り合わせを注文し、こちらも少しづつ相性を確認しながら飲み較べしました。

十四代はリストと少し名前が違いますが、これはリスト記載のお酒が終わったしまったので同じ銘柄の別のものになりました。リストも常に同じではなく、行く度に変わるのも面白いところです。

一つだけを飲むと甘くて飲みやすいという感想になってしまうのですが、同じ方向性のお酒を飲み較べると、香りや口に含んだときのわずかな違いがよくわかってオススメです。

すこしチーズが余ってしまったので最後に

・大信州　辛口　特別純米　火入れ

を注文。辛口ながら甘い香りが特徴、今まで飲んだものと違った個性があって美味しかったです。

 テイクアウトも

お店で飲む以外にも専用の容器に入れてテイクアウトで販売してくれます。90g・180gでの販売となります。四合瓶を買っても一人ではなかなか飲みきれないため注文も多いとか。少しだけ飲みたいけど良いものを飲みたいと言うときにうってつけだと思います。

 まとめ

希少で美味しいお酒を少しずつ。好きなお酒を見つけたり、複数での飲み比べやおつまみとの相性を自分で実験しながらいただける面白いお店です。お酒に関して色んな酒類があり、お店の方が優しく教えてくれるので、これから日本酒に詳しくなりたいという方にはちょうどいいお店です。不定休のため、お店に行かれる際はfacebookなどでお休みを確認してから行くのがオススメです。

お酒の実験所

電話

050-5456-1905

営業時間

[木・金]18：00～22：00、[土]16：00～21：00

定休日

不定休

URL

https://tabelog.com

住所

杉並区天沼3-10-17 矢野荘101　Google Mapで見る