武蔵野市・友好都市から集められた、新鮮野菜が吉祥寺で買えます

武蔵野市と9つの友好都市のアンテナショップ「麦わら帽子」は9月29日にリニューアルオープン。吉祥寺駅北口から徒歩7分ほど。吉祥寺駅の北口を出て左へ進みます。ユニクロ吉祥寺店の横の「中道通り」をまっすぐ進み、ひときわ目を引く建物「吉祥寺プティット村」の手前にお店はあります。

店舗デザインは、地元のデザイン・設計事務所がオシャレなマルシェをイメージして手がけました。さわやかな白い外観がオシャレです。

店先にずらっと並ぶ野菜や果物は、地元武蔵野市産のほか、岩手県遠野市、山形県酒田市、新潟県長岡市、千葉県南房総市、長野県川上村、長野県安曇野市、富山県南砺市、広島県大崎上島町、鳥取県岩美町の9つの友好都市から直行便で送られます。鮮度が高く、安全・安心な（無農薬、有機肥料、無添加物食品）商品を中心に、旬の野菜がそろいます。

今日の野菜は山形県酒田市産が中心。山形県酒田市は県の北西部にあり、日本三大急流河川の一つ、最上川と日本海が出合う町です。広大な庄内平野で育まれた大根やミニトマトが並びます。

果物は長野県安曇野市から、秋の味覚のりんごやぶどうが並んでいました。長野県安曇野市は北アルプスの麓に位置し、全国名水百選にも指定された湧き水で育ったわさびやりんご、お米などが特産です。

 値下げ品がある午前中も狙い目　オープン時間に合わせて訪れよう

オープンの10時30分を過ぎると、あっという間に地元の人でにぎわいます。値下げ品があるので、オープン時間に合わせて訪れる人もいます。

「麦わら帽子」という名前は、公募で決まったと教えてくださったのは、3代目店長の佐藤健太さん。

「麦わら帽子は、友好都市の特産品や市内農家で栽培された農作物を中心として地方のすぐれた商品を取り扱う“セレクトショップ”をコンセプトにしています。日によって商品が違いますし、週替わりで各市町村のイベントを実施しているので、地域の方々や吉祥寺に遊びに訪れる人が、来店するたびに新たな商品を探していけるお店になっています」

週替わりのイベントは、試飲や試食、詰め放題など多彩なのも魅力です。

 18年目を迎えた「麦わら帽子」がリニューアルオープン！

2001年10月にオープンした「麦わら帽子」。18年目を迎えて、リニューアルオープンしました。

「リニューアルのポイントは、出入り口の幅を広くしたこと。ベビーカーや車いすの方もそのまま店内に入れます。ゆったりとした空間なので、安心して買い物できるようになりました」と佐藤さん。

お店の入り口は、道路からたたきに上がる1段の段差がありますが、ベビーカーを押したママさんたちが多く訪れるようになりました。店内はフラットでストレスなく歩けるので、今までお店に入ることを躊躇していたママさんたちもゆっくり買い物を楽しむことができそうですね。

 武蔵野のおみやげとして決定された、「むさしのプレミアム」がここで買えます！

むさしのプレミアムとは、武蔵野市観光機構が認定している武蔵野市を代表する、魅力ある「おみやげ品」。リニューアルオープンに伴い、「むさしのプレミアム」に決定された認定商品のうち、7事業者の商品を「麦わら帽子」で買うことができるようになりました。

お酒売り場の横の棚に「むさしのプレミアム　おみやげ手帳」が置かれていたので、1冊持ち帰りました。これを見ながら買い物しても楽しいですね。

紅梅堂は吉祥寺駅から徒歩16分ほどの和菓子の名店。さつまいもに生クリーム、砂糖、たまご、バターなどを混ぜて焼き上げた、人気のお菓子です。常に在庫僅少の逸品。見つけたら即買いが正解です。

境のとんがらし入り魔法の吉祥寺ふりかけ1個648円

武蔵野市境産の「境のとんがらし」を含め、数十種類もの香辛料を独自の製法でブレンドしたふりかけです。ごはんにかけたり、冷奴・鍋の薬味。揚げ物や焼き物、蒸し物にもとオールマイティーに使える万能ふりかけ。nonowa武蔵境EASTの「ころくや」で販売されていますが、麦わら帽子でも購入できるようになりました。

Parks 1本2300円

「むさしのプレミアム」では、ルーマニアのワインも認定しています。じつは、ルーマニアのブラショフ市も武蔵野市の友好都市。ルーマニア産のワインってとっても珍しいですよね。さらに、ラベルには井の頭公園がデザインされているんです！

「ヨーロッパでは古くから人気があるルーマニアワイン。オーガニックでこの味、この値段はうれしい。キリッと冷えた白ワインもありますよ」と佐藤さん。お家で楽しんだり、帰省時などの手土産にもよさそうですね。

これまでは、それぞれのお店に行かなければ買えませんでしたが、ここにくればいつでも買えるようになり、便利になりました。

 秋の新米、続々。自分好みの精米方法を選ぶことができます

玄米から精米するお米も販売している「麦わら帽子」では、友好都市から新米が続々と到着。

お米のチャート表があり、自分好みのお米を選ぶことができます。グランドオープン記念として特別販売されていたのは、6種類のお米。17周年記念として特別価格で販売されています。

モッチリとした食感が特徴の新潟県長岡市産の「もりひかり」、「こしひかり」、山形県酒田市産の「つや姫」。ほどよくやわらかく、モッチリとした食感が特徴の富山県南砺市産の「育（はぐくみ）」、鳥取県岩美町産の「清流育ち」、千葉県南房総市産の「ミルキークイーン」です。どのお米も1kg（ミルキークイーンは2kg）から買うことができます。価格帯は通常500～600円/kgが多く、各友好都市のフェアを開催しているときは値下がりするお米もあるのでオススメです。

「これからの季節にオススメのお米が”こいひかり”です。長野県安曇野市で作られた無農薬のお米は、モッチリやわらか。1～2kgほどで少なく購入して、精米したてのお米を味わってほしいです」（佐藤さん）

定番商品以外にも、各友好都市の特別なイベントのときしか入荷しない品種もあるそうなので、こまめにチェックしてみてはいかがでしょうか。

 有名イタリアンレストランにも卸す”坪池兵一さんの野菜”がここにあります

日本全国、海外からもファンが訪れるという、山形県のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」。シェフ奥田政行さんが手掛ける料理は、庄内の農産物を用いて素材そのものを楽しめます。その奥田シェフを魅了してやまない野菜が、坪池兵一さんの野菜なのです。

坪池さんの野菜は、植酸農法で栽培しています。植物が生成する有機酸の力で土壌を健全に保ち、化学肥料を用いずに無農薬もしくは減農薬で野菜を育てるという農法。植酸を毎年土壌に与えることで、野菜の根にとって環境のいい土壌になります。

「坪池さんのフルーツパプリカは色鮮やかで甘みが全然違います。こうしたおいしい野菜をどんどん紹介していきたいです」と佐藤さん。

 輪切りの切り干し大根はストックに便利

岩手県遠野市産の輪切りの切り干し大根1袋300円は、ベストセラー商品。水で戻して、サラダにしたり煮物にしたりと工夫しだいでいろいろな食べ方ができます。お味噌汁にしましたが、輪切りにカットしているので独特の食感が楽しいです。乾燥野菜のストックは時間がないときのお助けアイテム、買っておきたいですね。

 イベント情報は店頭の黒板をチェック！　10月は毎年大好評の特別イベントを開催中

10月は「麦わら帽子」の周年記念月間。18日（木）は新潟県長岡市の新米フェア、20日（土）・21日（日）は鳥取県岩美町の海産物フェア、22日（月）は大崎上島町の有機みかんの詰め放題、27日（土）・28日（日）は山形県酒田市の新鮮野菜・果物フェアです。

「特別イベントの商品はいつもよりも安く買うことができるので、お試し買いにもピッタリです。ぜひ遊びに来てくださいね」と佐藤さん。

 まとめ

旬に合わせて日々変わる品ぞろえ。「麦わら帽子」を訪れたら、その時期の旬がわかります。好きな生産者や町を見つけて、”マイ農家”をつくるのも楽しそう。毎週末にイベントが開催されているので、店頭のイベント情報をチェックして、立ち寄りたいですね。

武蔵野市・友好都市アンテナショップ　麦わら帽子

電話

0422-29-0331

営業時間

10:30～18:30

定休日

水曜日

URL

http://mugiwaraboushi.main.jp/

住所

武蔵野市吉祥寺本町2-33-1　Google Mapで見る