【閉店】生地から作る自家製キッシュとこだわりの珈琲。静かな時間が流れる吉祥寺「mash iro」(マッシロ)
-
-
吉祥寺
グルメ
-
井の頭公園を抜けた、閑静な住宅街にあるキッシュと珈琲のお店「mash iro 」(マッシロ)は、日替わりのキッシュやハンドドリップの珈琲が楽しめるお店。こじんまりとした静かな空間で、幸せなひとときが過ごせます。
※2021年6月追記
こちらのお店は、もともと期間限定での営業でしたが、2020年8月で閉店され、2020年9月からは、もともとのカフェ「栄久(えく)」さんが営業再開されたそうです。また、「mash iro」さんはポップアップショップなどでキッシュや焼き菓子の販売をされているようです。詳しいスケジュールなどは、公式Instagram(mash_iro0301)に掲載されていますので、ぜひそちらをご覧ください。
住宅街の中にある、ゆっくりと時間が流れるカフェ
吉祥寺駅南口から徒歩約12分。井の頭公園を抜けた住宅街の中に、キッシュと珈琲のお店「mash iro」(マッシロ)はあります。
大げさな看板はないので、うっかりしていると見過ごしてしまうかも。ブルーの外観とガラスに書かれた「mash iro」の文字が目印です。
営業しているときは、店頭にさりげなくこちらのボードが出されています。
白を基調にした店内には木のテーブルやカウンターが。シンプルでおしゃれな雰囲気。こじんまりしていて、落ち着いた時間が過ごせそうな空間です。
実は、店内は「お客さまにゆっくりした時間を過ごしてほしいので」とのことで撮影禁止。今回は許可をいただいて撮影しました。
手書きを織り交ぜたメニューもとってもおしゃれです。
食事のメニューは、キッシュ、サラダ、おかず2種に、スープと珈琲が付く「きまぐれキッシュのプレート」(1200円)のほか、日によって中身が変わる「今日のさんかくキッシュ」(650円)や「今日のちっこいキッシュ」(320円から)もあります。
メニューには「店内ご利用のお客様にはお飲みもののご注文をお願いしております。食べ物のみのご注文はできません。」との注意書きがありました。
サクサク&ふるふるのキッシュはとびきりのおいしさ
オーダーしたのは「きまぐれキッシュのプレート」。キッシュは「今日のさんかくキッシュ」から選べるので、ベーコン、くるみ、いちじくのキッシュをお願いしました。
まず運ばれてきたのはスープ。ごぼうと長ネギの冷たいポタージュです。
このスープが絶品! ごぼうの香りとコクに、長ネギのやさしい甘さが合わさって、じんわりと体にしみわたる感じ。お代わりしたいほどのおいしさでした。
そしてお待ちかねのキッシュプレートがこちら。
大きめにカットされたキッシュと、冬瓜と豚肉の煮物、にんじんのラペ、たっぷりのサラダです。
キッシュのパイ生地は薄めでサックサク、中身のアパレイユはふるふるのとろとろで、理想的なやわらかさ! 具材もたっぷりで、くるみの歯触りがいいアクセントになっています。
副菜の煮物もラペも丁寧に作られたやさしい味わい。スープ、キッシュからサラダのドレッシングまで、すべてオーナーの山内さんの手作りだそうで、シンプルなのにとびきり贅沢なプレートでした。
濃厚でコクがある深い味わい。じっくりと味わいたい
セットのコーヒーは、食後にさっぱりしてもらえるよう、あっさりめのブレンドにしているそう。でも、ドリンクメニューにあった「白の気配、重厚なる黒」(680円)という珈琲がとても気になったので、わがままを言ってそちらをお願いすることに。
(差額分として300円プラスになります)
一見すると普通の珈琲ですが…。
一口飲んでビックリ。今まで飲んだことがないくらい、濃厚でコクがある、深い味わいの珈琲でした。でも決して苦くない。普段の倍以上、40gの豆を使い、低温かつ時間をかけてじっくり抽出しているそうです。
使っている豆は千葉県にある「KUSA.喫茶」さんのもの。オーダー後に豆を挽いて、一杯ずつハンドドリップで丁寧に入れる珈琲は、一口ごとに、ゆっくりじっくり味わって飲みたくなります。
豆やアイスコーヒーの販売もありました。
「スコーン」と「チョコレートブラウニー」も絶品
キッシュ、珈琲ともに大満足のおいしさだったので「絶対デザートもおいしいはず!」と思い、追加で「スコーンプレート」と「チョコレートブラウニー」もお願いすることに。
まずは「スコーンプレート」(600円)。
全粒粉のプレーンバタースコーンはとても香ばしくて、口に入れるとふわっほろっとくずれます。自家製の2種類のジャムと、ヨーグルトホイップが添えられていました。予想通り、デザートもバツグンのおいしさです。
そして、「チョコレートブラウニー」(550円)。
濃厚なのに口にいれるとすっと溶ける感じで、重すぎない甘さ。こちらも今まで味わったことのないおいしさで、悶絶するほどでした。駅から少々歩いても、何度も通って食べたくなります。
キッシュ、珈琲はテイクアウト可能。焼き菓子の持ち帰りができる日もあります。
いろいろな人とのつながりで、期間限定でオープン
もともとはデザイン系の仕事をしようと思っていたという山内さん。それがカフェでキッチンの仕事をするようになり、その後、ご自身が大好きで通っていたカフェのオーナーさんから「育休でお店を休む間、この場所で営業しませんか」とのお話をいただいたのを受け、2018年3月に「「mash iro」をオープンしました。
「KUSA.喫茶さんの珈琲もですけれど、いろいろな人との縁やつながりで、このお店が生まれました」と山内さん。
2年限定ということなので、ぜひ早目に足を運んでみてください。
まとめ
仲間とおしゃべりを楽しむというより、一人で、もしくは気の合った友人と静かな時間を過ごしたいときにピッタリのお店です。山内さんが一人で切り盛りしているので、営業時間などは随時更新されているインスタグラムを必ずチェックしてください。
※価格はすべて税別
キッシュと珈琲のお店「mash iro 」(マッシロ)
- 営業時間
- 月~金曜12:00~20:00、
土・日曜12:00~18:00
※夏季営業時間。9月以降は11:00~19:00 - 定休日
- 水曜のほか、不定休あり
- URL
- https://www.instagram.com/mash_iro0301/?hl=ja
- 住所
- 東京都三鷹市井の頭4-26-7