子どもも大人も喜ぶ絵本の魅力がぎゅっと詰まった児童書専門店　阿佐ヶ谷「子どもの本や」

気軽に手に取れる絵本から、珍しい世界の絵本まで幅広く子どもの本を取り扱う「子どもの本や」。シンプルで落ち着いた店内は年齢・男女問わず利用しやすく、阿佐ヶ谷で28年目を迎える児童書専門店です。

お店は阿佐ヶ谷駅から徒歩約3分。南口を出て阿佐谷パールセンター商店街に入ってまっすぐ進み、左手にある蒲重蒲鉾店と細田工務店の間にある道を進むと黄色い看板が見えてきます。

子どもの本やへの道のり

こちらのレトロな看板が目印。

子どもの本やの看板

赤い屋根とガラスがかわいい、このお店が1993年創業の児童書専門店「子どもの本や」です。

子どもの本やの店頭

「心から子どもたちが楽しめるすぐれた本ばかりをいつも店に並べて、どの子どもにも本の楽しみを知ってもらいたい」という思いを持つ5人が集まって1993年にお店を開きました。

店内に入ると本を探しやすいようにとシンプルなレイアウトになっていて、整理された書棚に絵本や児童書がずらりと並びます。出入り口の右側に乳幼児でも楽しめる絵本が並び、だんだんと奥へ進むにつれて児童書や岩波少年文庫シリーズが配置されていました。

子どもの本やの店内

子どもの本やの棚に並ぶ本たち

絵本の表紙を並べた壁面ディスプレイは、カラフルなイラストのもの、繊細なデザインや面白そうな写真など、ワクワクするものばかり。

子どもの本やの壁面に綺麗にディスプレイされた本

懐かしい気持ちになる福音館書店のうさこちゃんシリーズや、ピーターラビットもあります。

子どもの本やで売っているミッフィーの絵本

子どもの本やで売っているピーターラビットの絵本

思わず「これ読んでた～」と声に出してしまいそうに。

店内の本棚には、あまり見かけることの少ない海外翻訳物の絵本が多いのですが、開いて見てみるとしっかりと描きこまれた絵に魅了されます。ストーリーも大人が読んでも楽しめるので、自分用にと選ばれていくお母さんも多いのだとか。選書についてスタッフの谷川さんと松本さんにお聞きしました。

子どもの本やの綺麗に並んだ絵本

「たくさんの本の中から本当にすぐれた絵本を見つけるのは難しいことだと思います。私たちはお店に並ぶ絵本や本すべてに目を通し、心に深い満足を与えてくれる内容かどうか、といった目線を大切にしながら本を選んでいます」と谷川さん。

同店では、お店でアドバイスを聞きながら本を選ぶことができますが、毎月1回絵本を届けてくれる「絵本の定期便」サービスも好評です。

店頭にある申し込みハガキに記入して申し込むと、毎月2、3冊絵本が届く絵本の定期便。本の代金は2、3冊で平均2500円前後（消費税・送料別）。コースは4つの中から選びます。

Aコース：2、3歳から　　　　　　　　はじめて絵本に出会うお子さんへ
Bコース：4、5歳から　　　　　　　　複雑なストーリーも楽しめるようになるころ
Cコース：小学校1年生～3年生　　　長い絵本も、そして読み物へも少しずつ
Dコース：小学校4年生から　　　　　いよいよ本格的な物語の世界へ

年齢別のコースは1つの目安。子どもの読書の経験や成長に合わせながらきめ細かく選んで届けてくれます。なかでは、小さなころから続けている高校生のお客さんもいるそう。

「振込用紙の通信欄にお子さんの様子を添えるお母さんもいらっしゃいます。いつも楽しみながら読ませていただいているんですよ」と谷川さん。自分の子どもに合う絵本が分からない、購入して読み聞かせても興味を持ってくれないと悩んでいる人は気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

子どもの本やにはすこし難しい本もあります

子どもの本やの小説

コロナ後の現在、営業時間は火・金・日曜の11：00～16:00の営業です。入店前に出入口にある手指消毒液の使用を呼び掛けています。営業時間など、出かける前にWEBもしくは電話で確認を。

絵本の世界に浸ったあとは、阿佐谷パールセンター商店街で喫茶店により道するのもよし、
買い物するのもよし、とさまざまな楽しみ方ができる場所です。パラパラめくって眺めるだけでも楽しい絵本を探しに出かけてみてください。

子どもの本や

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