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東中野「キャラヴァン・サライ」の異国情緒あふれる本格的アフガニスタン料理に舌鼓!

    • 中野区 グルメ
  • 東中野の駅前にある人気のアフガニスタン料理のお店「キャラヴァン・サライ」。そこは本場の食事が味わえるだけでなく、ビル一帯でシルクロードの食文化を楽しめるユニークな空間でした。

 「キャラヴァン・サライ」は東中野駅西口から信号を渡ってすぐ!

キャラヴァン・サライ店頭
東中野駅西口の前を通る山手通りを渡り、すぐ左へ進むと見えてくる、なんとも不思議な雰囲気のお店。
ここの1階に「キャラヴァン・サライ」があります。

 アラビアンな絨毯が敷き詰められた「キャラヴァン・サライ」の店内

キャラヴァン・サライ店内1
右側のメニューの後ろにあるドアから入ると、そこは別世界!
中に入ると、土の壁に囲まれた部屋にアラビアンな絨毯(じゅうたん)が敷き詰められ、まるで遊牧民族の家にいるような異国情緒あふれる空間が広がっています。

 “隊商宿”という意味の「キャラヴァン・サライ」

キャラヴァン・サライ看板と店主さん
「“キャラヴァンサライ”とは、シルクロードの商人たちが泊まる宿場である“隊商宿”という意味。そんな現地の安らげる食事処をイメージしています」と店長の石川惠子さん。

キャラヴァン・サライ店内2
ここに敷いている絨毯は、社長がアフガニスタンやパキスタンで買い付けてきた現地のもの。
しかも購入可能で、小さいものなら数万円から買えるそう。

「そもそもは、絨毯の輸入販売をしていた社長と、ここの土地を持っていたオーナーとが意気投合して始めたお店なんです。1988年から始めているのですが、当時はかなり異質な雰囲気だったのではないでしょうか」
と石川さん。

それもそのはず、当時のお店は空き地にパオ(遊牧民族の移動式のテント)を張った形状だったそう。たしかに30年前の日本では、パオの中で食べるアフガニスタン料理はかなりめずらしかったはずですよね。

今では9階建てのビルになっていますが、日本人はもちろん、本格的な味わいに祖国の味を楽しめるとムスリム(イスラム教徒)の方々にも評判なのだそうです。

キャラヴァン・サライの店頭(正面)
お店の外には屋台が併設。ここは串焼きがメインで、サクッと飲みたいときや屋台の雰囲気を楽しみたい方におすすめです。

 「キャラヴァン・サライ」の名物料理のひとつ、コフタとカバブ

キャラヴァン・サライのコフタ(ラム肉)
ムスリムが多いアフガニスタンの料理は、豚は使わず、羊肉やとり肉がメイン。
「お肉の下処理は本場の作り方に基づいておこなっています。特に羊は臭みがなく、お肉本来のおいしさを味わえますよ」と石川さん。

これは「キャラヴァン・サライ」の名物料理の一つ、写真左コフタ(324円)と写真右カバブ(324円)。どちらも外の屋台で焼いています。

「カバブ」は下処理した羊肉をシンプルに焼いた一品。
柔らかくて臭みがなく、羊肉のうまみがとてもジューシーでおいしい!

また「コフタ」は羊肉に玉ねぎとスパイスを混ぜ合わせて焼いた肉団子。
羊肉のコクに玉ねぎの甘みとスパイスのさわやかな香りが加わり、とても良いバランス!お酒にも合いそうです。

 羊のカラヒィは、くせのない羊肉と本格的な中東のナンが絶品!

キャラヴァン・サライの羊のカラヒィとナン
そしてこちらも人気のメニュー、羊のカラヒィ(950円)とナン(378円)。
「“カラヒィ”とは、アフガニスタンやその周辺地域で使われている鉄鍋のこと。本場では大きな鍋で野菜とお肉をたっぷり煮て、大人数で食べる習慣があります」(石川さん)

この羊のカラヒィは、食べやすい1~2名サイズ。羊肉とトマト、ショウガ、シシトウを炒め煮したもので、日本人でも食べやすい味付けになっています。
柔らかくジューシーな羊肉と、トマトの程よい酸味とうまみがギュッと凝縮されたソースは、濃厚なのに後味さわやか。濃すぎないちょうどいい味わいで、いくらでも食べられそうです!

さらにナンにつけて食べれば、シチューやスープのようなおかずに大変身。ナンの素朴な甘みと濃厚なソースの相性は抜群です。

キャラヴァン・サライのナン
このナンは中東のナンで、インド料理のナンとは作り方が異なるのだとか。インドのナンは小麦粉を使いイースト発酵をさせずに作るのに対し、中東のナンは小麦粉と全粒粉を入れて、パンと同じようにイースト発酵をさせて焼きます。

「特徴的なのは羅列されている穴。膨らんで中が空洞になってしまうのを防ぐ役割があります。この穴は熟練のシェフが手際よく指であけられたもの。器具を使うよりも、膨らみを上手に防ぐことができるんです」(石川さん)

その工夫により、外がサクサクで中がモッチリした独特な触感を生み出すことができるのだそう。香ばしく素材の甘みがやさしく、おかずの味わいを生かす絶品の主食です。

カラヒィだけでなく、先ほどのコフタやカバブを挟んで食べてもおいしいですよ!

 ビル全体が異国情緒あふれる異空間

2階「パオカフェ」

キャラヴァン・サライの客席
「キャラヴァン・サライ」はビルの1階ですが、実は他の階にも姉妹店が。

2階は「パオカフェ」というカフェ空間。11~16時(火曜定休)のランチタイムのみの営業で、自家製のパンにハンバーグ状、またはローストされた羊肉を挟むパオクラストサンド(421円)が食べられます。
1階の入り口か、裏のエレベーターから入れますよ。

9階「驢馬駱駝(ろまらくだ)」

バー驢馬駱駝(ろまらくだ)
また、9階には「驢馬駱駝」というムーディーなバーが(営業時間19:00~26:00、日・月曜定休)。
奥にバーカウンターとソファーがあり、新宿や中野坂上の夜景が見渡せます。

こちらのメニューはバー仕様のおつまみ中心で、イベリコのチョリソ(1296円)、チーズ盛り合わせ(1296円)など。
「羊のハンバーグ&ピクルスサンド」(864円)もあり、やはりここでも羊肉が食べられます。

レンタルスペースも可能で、ときに貸し切りでベリーダンスの発表会なども行われるそう。また1階とは違った異国の空間が楽しめそうですよね。

 「キャラヴァン・サライ」はパクチー料理も充実!

異国情緒あふれ、触り心地のいい絨毯に座っての食事はとても楽で、肩の力が抜けるような癒やしの空間でした。
蒸し鶏とシャンツァイのサラダ(896円)などパクチーの絶品料理もあり、パクチーをこよなく愛する“パクチニスト”の人気も高いお店。ぜひ東中野で本格的な異国の味わいを堪能してみてはいかがでしょうか?

キャラヴァン・サライの店頭(正面)

キャラヴァン・サライ

営業時間
17:00~23:00
定休日
火曜日
URL
http://paoco.jp/
住所
〒164-0003 東京都中野区東中野2-25-6 Google Mapで見る