
【閉店】懐かしいのに遊び心が新しい!中野「ボンジュールボン・コッペ」のふんわりもっちりコッペパン
-
地元の人々に長く愛されるパン屋「ボンジュールボン」が、1月12日に中野マルイ店をコッペパンメインのお店としてリニューアルオープンしました。昔からなじみのあるコッペパンですが、老若男女問わず大人気で土日は行列が絶えないほど。その人気の秘密を探ってきました。
こちらのお店は残念ながら2019年2月に閉店されたそうです。
シンプルからひねりの商品まで!地域に合わせたリニューアル
「ボンジュールボン・コッペ」は中野駅南口のマルイ本店の1階にあります。
中央の入り口を入ればすぐ目の前。女の子のキャラクターが目印です。
もともとは中野駅北口のサンロード内にある「ボンジュールボン」の中野マルイ店としてオープンしていましたが、今年の1月12日にコッペパンメインの店舗としてリニューアル。
中野にコッペパンのお店がなかったこと、そしてエリアの特性に合わせた改装だったそう。
「南口に住まわれている方も、北口の店舗へ足を延ばしていただいていますが、やはり年配の方や小さなお子さんがいる方には少し遠いので、南口にもオープンしました。ただ、マルイは20~40代と若い方やファミリー世帯が多いので、もっとフレッシュ感を出すためにコッペパンをメインにリニューアルすることにしました」と店長の櫻井英一さん。
コッペパンはどの世代にも知られていますが、年配の方には懐かしい、そして若い世代には目新しく映るもの。幅広い層が楽しめるお店へと生まれ変わりました。
自家製ヨーグルト酵母を使用したふっくらもちもちのコッペパン
なんといっても圧巻なのが、このショーケース。色とりどりのコッペパンがずらりと並んでいます。
「常に20種類前後のコッペパンを揃えています。毎月新作を数種類出しているので、来るたびにさまざまなコッペパンに出合うことができます」
これだけあると、眺めているだけでもワクワクしますね。
コッペパンの生地には自家製のヨーグルト酵母を使用。これにより、ふっくらしているのにもちもちとした食感を楽しめるのだそう。
大きさは17センチほど。ちょっとしたペンケースくらいあり、かなり大きい! さらにコロッケやハムカツなどの重量級の総菜パンはずっしりとしてボリュームたっぷり。これで価格が200円~400円というからうれしいですね。
「お客様の中には、大きいので昼と夜で半分ずつ食べられるという方や、2種類買って1日の間に分けて食べるという方もいらっしゃいます。そう考えると、かなりお得に召し上がっていただけるのではないでしょうか」と櫻井さん。
コスパのよい食事になりますね!
ちなみに、こちらが3月の新作コッペパン。なんとなく味の見当がつくものもありますが、気になるのが「たけのこかつおポテト」!たけのこの食感とカツオの風味が楽しめる総菜コッペパンで、春を意識した商品なのだとか。
「パン屋は季節感が少ないと感じていたので、新作はお客さまにフレッシュな季節の味わいを感じていただけるよう商品開発をしています。固定観念をなくし、遊び心を大切にしながら新しい美味しさを見つけるのがこだわりです」
定番もありつつ、ひねりをきかせたユニークさが、中野の人々を引き付けているようです。
ふっくらもちもちのコッペパンはクセになる食感!
ではさっそく、一番人気の「あんマーガリン」(200円)をいただくことに。
コッペパンの上側にマーガリン、下側にこしあんが塗られています。
一口噛みついてみると、やわらかなパンの感触が。ですが、口に入れて咀嚼(そしゃく)していると、もちもちとした適度な弾力を感じられるように! 不思議な食感ですが、これがとてもクセになります。
こしあんは甘すぎず、むしろあっさりした味わい。ミルキーでコクのあるマーガリンと合わさると、甘みと塩加減がちょうどよいバランスに。しつこさがなく食べやすいので、あっという間に平らげてしまいました。
続いて総菜パン人気ナンバー1の「昔ながらのコロッケパン」(300円)をいただきます。
厚みはつまようじほどあり、手に持つと重さもずっしり。中はコロッケが2個とキャベツの千切りがギュッと詰まっています。
このコロッケは「ボンジュールボン」の人気商品、「コロッケパン」と同じ。ジャガイモと牛肉のシンプルなコロッケです。
甘みのある濃いめのソースが染みたしっとりコロッケとふっくらもちもちのパン、そしてシャキシャキのキャベツが相性抜群。あらゆる食感が一度に感じられるので、サイズが大きくても最後まで飽きずに食べられます。しかもパンの甘みとジャガイモ、そしてソースの甘みもケンカせず、それぞれとうまく調和している印象です。
女性のリピーターが多い商品とのことですが、このバランスの良さはうなづけます。
「ボンジュールボン」で人気のメープルメロンや塩パンも
コッペパンのほかに、北口の「ボンジュールボン」で人気の商品もそろえています。
「“ボンジュールボン”ではメープルメロンと塩ロールは根強い人気。コッペパンと両方買っていかれるお客さまも多いので、“ボンジュールボン”の定番パンも数種類ご用意しています」と櫻井さん。
コッペパンを食べてからお店の存在を知るお客さまもいるので、人気の定番商品は欠かせないのだとか。
コッペパンだけでなく「あと1品ちょっと食べたい」というときにも、ちょうどよさそう。種類が豊富なので、気分に合わせて選ぶのも楽しそうですね。
まとめ
伺った日は土曜日でしたが、親子連れや孫を連れた年配の方、カップルや女性1人など、本当にさまざまな方が訪れ、常に行列が絶えない状態でした。でも、どの方もショーケースを覗くと笑顔に。本当にコッペパンは老若男女に愛されている食べ物なのだと感じました。お店の横に休憩スペースがあるので、すぐに食べることも可能(店舗専用ではありません)。懐かしくて新しいコッペパンを、ぜひ堪能してみてください。

ボンジュールボン・コッペ 中野マルイ店
- 電話
- 03-6454-1278
- 営業時間
- 10:00~20:00
- 定休日
- 中野マルイ店に準ずる
- URL
- https://bonjourboncoupe.com/
- 住所
- 中野区中野3-34-28 中野マルイ1階